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水虫は足だけじゃないって知ってた?種類を教えます!

水虫は白癬菌が原因で起こります。しかし白癬菌による感染症は何種類もあり、水虫に似た皮膚疾患ができる場所は様々です。手や爪にできることもありますし、またできる場所によっては治りにくいこともあります。特に爪にできるのを爪水虫と呼んでいます。この爪水虫は、患部に薬を塗るのが難しく、また治りにくいため、皮膚科で内服薬を処方してもらうのをお勧めします。場合によっては、爪そのものを削り取ってしまう治療も行われます。

その他頭や体に水虫ができることもあります。頭にできるのをしらくもと呼び、体にできるのをタムシと呼びます。その他に股間が白癬菌に感染することもあり、これをインキンタムシと呼んでいます。しらくもは子供に多く、円形や楕円形の髪の毛の脱毛を伴い、タムシは赤くかゆみを伴う丘疹ができて、徐々に広がって行きます。インキンタムシは若い男性に多く、太ももの内側に赤い斑点が出てやはりかゆみが出ます。

このうちしらくもやタムシができる理由としては、ペットが水虫に感染していて、それが人間にうつることが多いのです。ペットの健康にも注意するようにしましょう。その他にトリコフィトン・トンズランス感染症というものがあり、格闘技選手に多く見られます。上半身や首に小さな赤い腫れが出たり、頭にかさぶたが出たりします。フケの塊や、膿が出ることもあります。

その他に水虫に似てはいるものの、それとは違う種類の皮膚疾患もあります。たとえばかぶれと一般に呼ばれる接触皮膚炎、汗疱性湿疹や皮膚カンジダ症などです。汗疱性湿疹は小さな水疱ができたり、皮が剥けたりします。かゆみはそれほどひどくありません。皮膚カンジダ症は常在菌によるものですが、指の間が白っぽくふやけた感じになります。カンジダ感染症は他の部位で見られることもあります。

その他にも常在菌が原因で起こる皮膚疾患は結構あります。もし水虫だと思っていて市販薬を使っていても、違う病気であるというのが理由で、全く効果がないことも往々にしてあるからです。特にかゆみやただれを伴っていたりすると、水虫と間違えやすいことがあります。

その一例として、足の裏にできる皮膚疾患で掌蹠膿疱症というものがあります。膿を持った小さな水ぶくれができるもので、かゆみがあるため間違えることが多いのです。ストレスがきっかけになって発症するともいわれています。こちらは感染症ではないのでうつりませんが、水虫の薬では効果がないので、このような場合も、できれば皮膚科を受診するようにしましょう。

水虫というと、足にできるものだと考えている人も多いでしょう。しかし原因となる白癬菌は、人の髪や爪、皮膚などのケラチンというたんぱく質の一種を好みます。そのためケラチンがある部位で繁殖し、感染症を引き起こすようになります。足だけでなく、髪の生えている頭や爪などでも繁殖しますし、爪水虫の場合は飲み薬でないと治りにくいということを、頭に入れておくようにしてください。